
この記事でわかること
- フリースクールは「毎日通う場所」である必要はなく、週1回・月数回から始めることができる
- 学校にもフリースクールにも「ちょうどいい距離感」で関わることが、その子のペースを守ることにつながる
- フリースクールリンカーンが、来られる日に来られるだけでいい定額制をとっている理由
—
「フリースクールって、毎日通わないといけないのかな」
そんなふうに思っていませんか?
学校に行けない日が続いて、やっとの思いでフリースクールを調べ始めた。でも、そこでまた「毎日通わなければいけない場所」が出てきたら——それはそれで、しんどいですよね。
お子さんだけでなく、保護者のみなさんも、今とても疲れているはずです。「何かしなければ」という気持ちと、「でも無理させたくない」という気持ちの間で揺れている方が、たくさんいらっしゃいます。
この記事では、フリースクールの「通い方」について、あまり語られることのない視点からお伝えしたいと思います。
—
「週1から」でいい。それがむしろ自然なペース
文部科学省の調査によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は近年増加傾向にあり、その背景として「無気力・不安」が主な要因の一つとして挙げられています。
学校に行けなくなる理由は、一つではありません。「なんとなく体が動かない」「集団が怖い」「特定の何かがつらい」——その子によってまったく違います。だからこそ、「元気になったらフリースクールに毎日通いましょう」という発想は、順番が逆になってしまうことがあります。
まず、その子が安心できる「量」から始めること。
週に1回でもいい。月に2〜3回でもいい。「あそこに行けば安心できる」という場所が一つあるだけで、子どもの気持ちはずいぶんと変わってきます。

フリースクールリンカーン(瑞江校・亀戸校)では、料金は月額定額制をとっています。月に1回しか来られなくても、毎日来ても、金額は変わりません。これは「来られる日に、来られるだけ来てほしい」という考え方から生まれた仕組みです。
「週1しか来られないから申し訳ない」と思う必要はまったくありません。その1回が、その子にとっての「今週の安心」になればいい。それだけで十分です。
—
学校とフリースクール、「どちらか一方」じゃなくていい
「フリースクールに通い始めたら、学校はどうするの?」
これも、よく聞かれる問いです。
答えは、「どちらか一方を選ばなくていい」です。
学校に週2日行けそうな日は学校へ。しんどい日はリンカーンへ。そういう組み合わせを選んでいるご家庭もあります。学校の適応指導教室(教育支援センター)や放課後等デイサービスと並行して、リンカーンも使っているお子さんもいます。
リンカーンは「ここだけに通ってほしい」とは考えていません。学校・他のフリースクール・支援機関・家庭——いろんな場所が、その子の生活の中に存在していい。リンカーンはその中の選択肢の一つとして、必要なときに使ってもらえる場所でありたいと思っています。
なお、フリースクールでの学習は、在籍校と連携し一定の要件を満たすことで、学校の「出席扱い」として認められる場合があります(文部科学省の通知に基づく制度)。詳しくは在籍校やリンカーンのスタッフにご確認ください。
—
学習も、「その子のペース」で始められる

「学校を休んでいる間に、勉強が遅れてしまう」
これは、多くの保護者のみなさんが抱えている心配の一つです。
リンカーンでは、学習については「その子のペース」を大切にしています。具体的には——
- 今日はまず10分だけ取り組んでみる、という入り方でも大丈夫
- 学年を少し戻って、わかるところから始めることもできる
- 長時間がっつり取り組みたい日は、それに付き合ってもらえる
現場では、個別指導塾や放課後等デイサービスでの経験を持つスタッフが、お子さんの状態を見ながら一緒に関わり方を考えています。「今日はこれをやってみよう」という方針も、お子さんと一緒に決めていきます。一方的に課題を渡すのではなく、対話しながら進める形です。
また、リンカーンにはプログラミングやゲームといった活動メニューもあります。学習だけでなく、「やってみたい」と思えることに出会う場所としても活用できます。
そして、現場のスタッフが実際に感じているのは——最初は週1・月数回というペースでそっと来ていたお子さんが、「楽しかった、もっと遊びたい」という気持ちを口にし始めたとき、その子の中で何かが動き出したのだと感じる瞬間があるということです。劇的な変化ではなく、ごく自然に、「またここに来たい」という気持ちが芽生えてくる。そういう小さな変化を、スタッフは大切にしています。
—
まとめ
「毎日行かなければいけない」という思い込みが、フリースクールへの一歩をためらわせることがあります。でも、週1回でも月数回でも、その子にとってちょうどいい量から始めることが、結果として長く安心して通い続けることにつながります。学校にもフリースクールにも「ちょうどいい距離感」を探しながら、その子のペースで次の一歩を見つけていく——それが、リンカーンの考え方です。
リンカーンでは、まずどんなふうに使いたいかをゆっくりお聞かせください。 「週に何回来なければいけない」というルールはありません。江戸川区瑞江・江東区亀戸の2校舎で、見学・個別相談を随時受け付けています。「うちの子に合うかどうか分からない」という段階でも、まずはお気軽にお声がけいただけると嬉しいです。