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この記事でわかること
- 自閉傾向があり癇癪が多かったお子さんが、オンライン支援をきっかけにどう変化したか
- 「みんなの輪に入れなくても」成長している、その子のペースの大切さ
- フリースクールリンカーンが、家の外に出るまでの段階をどうサポートしているか
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学校がちょっとしんどいお子さんを持つ保護者のみなさん、日々お疲れさまです。
「うちの子、また癇癪を起こしてしまった」「興味のないことは全部シャットアウトしてしまう」——そんな毎日の中で、先が見えなくて不安になってしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は、フリースクールリンカーンに関わるお子さんのある成長の記録をお届けします。特定のお子さんが特定されないよう、細部は一般化してお伝えしています。でも、この記録の中に「うちの子に似ているかも」という部分を見つけてもらえたら、とても嬉しいです。
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最初は「つまらな〜い」が口グセ。興味のないことは全力で拒否していた
そのお子さんは、もともと自閉傾向があり、自分の興味のないことに少しでも差し掛かると、「つまらな〜い!」と強い反応を示していました。いわゆる癇癪です。感情が大きく揺れると、それを言葉や行動で外に出すことでしか処理できない。それ自体はそのお子さんなりのコミュニケーション手段だったのだと、今ならわかります。
その状態では集団の中に入ることが難しく、学校はもちろん、新しい場所に足を向けることへのハードルも高くなっていました。公共交通機関を使うことも苦手で、外出そのものが大きなストレスになっていた時期もありました。
保護者の方も、「無理させたくない。でも、このままでいいのだろうか」という板挟みの中にいたと思います。リンカーンのスタッフは、その気持ちをできる限り丁寧に受け止めながら、「どんな関わり方ができるか」をとことん話し合い続けました。

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オンラインのゲーム対戦が、「誰かと関わりたい」という気持ちに火をつけた
そこでリンカーンが選んだのは、まず「来てもらう」ことにこだわらない支援でした。最初はオンラインでのやりとりからスタート。スクールに通う他の生徒さんとオンラインでゲーム対戦をする機会を少しずつ作っていきました。
スタッフが意識していたのは、「オンラインでも楽しいと思える瞬間を絶えず作り続けること」でした。無理に次のステップへ引っ張るのではなく、今いる場所で楽しさを積み重ねていく。それが、この関わりの根っこにありました。
ゲームというのは、特性のあるお子さんにとって特別な意味を持つことがあります。ルールが明確で、相手の表情を直接読まなくていい。それでいて、画面の向こうに「人」がいる。この距離感が、そのお子さんにとってはちょうどよかったようです。
対戦を重ねるうちに、少しずつ変化が生まれてきました。「この人、強いな」「次は勝ちたい」——ゲームを通じて、相手への関心が芽生えてきたのです。そしてある日、「直接会いたい」「スクールに行ってみたい」という言葉が出てきました。
そのときのことを、スタッフはこう振り返っています。
> 「とっても嬉しかったです。しかも、苦手だと言っていたバスにも自ら挑戦して来てくれて。一気に大人になったなと感じました」
誰かに「行きなさい」と言われたわけではありません。その子のペースで、その子が決めた「次の一歩」でした。
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輪の中に入れなくても、それでも「成長」はある
今も、みんなが集まっているところに自然に溶け込むのは、まだちょっと難しいようです。でも、以前と明らかに変わったことがあります。
癇癪が、ほとんど見られなくなりました。
その変化は、じわじわとではなく、ある時期からわりと急に訪れたそうです。スタッフの目には、「興味のないことに直面したとき、以前は感情が爆発していた場面で、今は『次は何をやろうか』と落ち着いて声に出せるようになっている」という変化として映っています。スタッフと一緒に考える、という場面が増えました。
「みんなの輪の中に入る」ことだけが成長ではありません。自分の気持ちを爆発させずに言葉にできる。選択肢を考えられる。そんな変化も、確かな成長です。
リンカーンでは、こうした一つひとつの変化を「次の一歩」として大切にしています。学校に戻ることだけをゴールにしているわけではなく、その子が今この瞬間に感じる安心と、小さな前進を積み重ねていくことを大切にしています。

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まとめ
「癇癪が激しい」「興味のないことはシャットアウトしてしまう」「家から出ることも難しい」——そんな状況からでも、その子のペースで確かに動き出せることがあります。それは「治る」ということではなく、その子が自分なりの関わり方を見つけていく過程です。急がなくていい。でも、一緒に考えてくれる大人が近くにいることは、やっぱり大きな力になります。
フリースクールリンカーン(江戸川区瑞江・江東区亀戸)では、まずスクールに来ることが難しいお子さんに対しても、オンラインを含めた柔軟な関わり方でスタートすることができます。ゲームやプログラミングといった、お子さんが「楽しい」と思えるコンテンツを入り口にしながら、その子のペースで安心できる場所を一緒に作っていきます。「うちの子はこういう状態で……」という話から、まずはお聞かせください。