「不登校」って、そもそも何日休んだらそう呼ぶの? 行き渋りとの境界線と、今うちの子に合った選択肢【江戸川区・江東区】

子どもと保護者が並んでソファに座り、穏やかに話をしている様子。温かみのある自然光。サムネイル用メイン画像

> この記事でわかること > > 1. 文部科学省が定める「不登校」の定義と、行き渋りとの違い > 2. 「30日」という数字にとらわれすぎなくていい理由 > 3. 江戸川区・江東区で使える、今の子どもに合った選択肢のヒント

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「うちの子、最近学校を休みがちで…でも、これって”不登校”なの?」

そんなふうにモヤモヤしながら検索している保護者の方、きっと多いと思います。「不登校」という言葉には、なんとなく重たいイメージがありますよね。でも実は、その定義をきちんと知ることで、少し気持ちが楽になることがあります。

今日は「不登校って何日休んだらそう呼ぶの?」という素朴な疑問からスタートして、行き渋りとの境界線、そして「今うちの子に合った場所ってどこだろう?」というところまで、一緒に整理してみましょう。

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「不登校」の定義は、年間30日以上の欠席

カレンダーを眺めている保護者のイメージ。手帳に何かをメモしている穏やかな場面

文部科学省は、不登校を次のように定義しています。

> 「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」

つまり、年間で30日以上学校を休んだとき、初めて統計上の「不登校」としてカウントされます。この「30日」という基準は、1992年(平成4年)ごろに従来の「50日以上」から現在の水準に見直されたものです。

ここで少し安心してほしいのですが、「30日」はあくまで統計上の区切りであり、「この日数を超えたら問題」という意味ではありません。専門家も指摘するように、この数字に絶対的な医学的・教育的な根拠があるわけではなく、調査・集計のための目安として使われているものです。

また、欠席は連続している必要はなく、1年間(4月〜3月)の合計でカウントされます。たまに登校できる日があっても、合算して30日以上になれば、不登校の定義に該当することになります。

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「行き渋り」は不登校と違うの?

「行き渋り」とは、毎朝「お腹が痛い」「頭が痛い」と訴えたり、玄関で泣いてしまったり、気持ちとしては「学校に行きたくない」と感じながらも、まだ登校できている状態のことを指します。欠席日数が年間30日未満のため、統計上は「不登校」にはカウントされません。

ただ、行き渋りと不登校の間に、はっきりとした壁があるわけではありません。両者には連続性があり、「まだ行けているから大丈夫」と様子を見ているうちに、気づけば休みが続いていた、というケースも少なくありません。

注目してほしいのは、欠席日数よりも、子どもが今感じていることです。たとえ数日の欠席であっても、お子さんが毎朝強い苦痛を感じているなら、それはすでにサポートが必要なサインと受け取ることができます。

2018年に日本財団が実施した調査では、欠席が年間30日未満でありながら「不登校傾向にある」中学生が全国に約33万人いると推計されています。つまり、統計には現れない「学校がちょっとしんどい子」は、数字以上にたくさんいるということです。

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今、不登校の子どもはどれくらいいるの?

放課後の教室の窓。誰もいない静かな空間に夕日が差し込むイメージ

「うちだけじゃないかな…」と思っていませんか。

文部科学省の調査(令和5年度)によると、2023年度に全国の小・中学校で不登校と判断された児童・生徒の数は34万6,482人と、過去最多を記録しました。11年連続の増加で、在籍する子どもの約37.2人に1人が不登校という状況です。

さらに、小学生の不登校数はここ10年で大幅に増えており、「中学生になってから突然」ではなく、小学校のうちからしんどさを感じている子が増えているのが現状です。

これだけ多くの子どもたちが、同じように「学校がちょっとしんどい」と感じている。それを知るだけで、少し肩の荷が下りませんか。お子さんも、あなたも、決して特別な状況にいるわけではないのです。

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「30日」にたどり着く前に、できることがある

不登校の定義は「30日以上」ですが、その手前——行き渋りや数日の欠席が出始めた段階——こそが、お子さんのSOSを受け取れる大切なタイミングです。

「まだ不登校じゃないから、もう少し様子を見よう」と思いたい気持ちはよく分かります。でも、お子さんが毎朝つらそうにしているなら、その気持ちに寄り添える場所を今から探しておくことも、一つの選択です。

選択肢は学校だけではありません。適応指導教室(教育支援センター)、放課後等デイサービス、フリースクール、家庭でのオンライン学習など、今は様々な場があります。また、文部科学省の方針として、フリースクールなど学校外の施設での学習が、一定の要件のもとで在籍校の「出席扱い」として認められる制度もあります(最終的な判断は在籍校の校長先生が行います)。

大切なのは、「次の一歩」がどこであれ、お子さんが安心して過ごせる場所があるということ。学校への復帰だけがゴールではなく、その子のペースで、その子らしく過ごせる場所を見つけることが、本当の意味での支えになると思います。

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実際のところ、どんな子が来ていますか?

フリースクールリンカーンの現場責任者に聞いてみると、こんな話を教えてもらいました。

> 「行き渋りが始まったばかりの段階で来るお子さんもいれば、しばらく学校をお休みしてからいらっしゃるお子さんもいます。最初は緊張している子も多いですよ。でも、数日かけてみんな自分で居場所を見つけていくんですよね。仲良くなれる友達ができたり、気がついたら講師と話せるようになっていたり。最初と数日後で、ぜんぜん表情が変わる子もいます。」

来た瞬間から「ここに馴染まなければ」と思う必要はありません。緊張したまま来てくれても大丈夫。その子のペースで、少しずつ「ここは安心できる場所だ」と感じてもらえればと思っています。

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まとめ

  • 「不登校」の定義は、年間30日以上の欠席(病気・経済的理由を除く)
  • 「行き渋り」は欠席が30日未満でも、お子さんが学校にしんどさを感じている状態
  • 欠席日数よりも、今この子がどんな気持ちでいるかに目を向けることが大切
  • 全国の小中学校で約34万6千人(2023年度)が不登校と判断されており、「うちだけ」ではない
  • 学校以外にも、今は様々な場や制度がある

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リンカーンでは——

「うちの子、不登校なのかな…行き渋りなのかな…」と境界線を気にしすぎなくて大丈夫です。フリースクールリンカーン(江戸川区瑞江・江東区亀戸)は、毎朝登校がしんどくなってきた段階のお子さんから、しばらく学校をお休みしているお子さんまで、幅広く受け入れています。居場所としての安心感はもちろん、学習もその子のペースで一緒に決めながら進めています。「まずはどんな場所か見てみたい」という段階でも構いません。まずはお聞かせください。

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