「うちの子、もしかして…」と思ったとき、親がまず自分のメンタルを守るためにできること【江戸川区・江東区の不登校・行き渋り支援】

この記事でわかること

  • お子さんの行き渋りに気づいたとき、保護者自身が感じる不安や疲弊は「当然の反応」であること
  • 親がまず自分を守るために、今日からできる具体的なセルフケアの考え方
  • 一人で抱え込まず「選択肢を知る」ことが、次の一歩への入口になること
サムネイル用。朝の柔らかい光の中、窓辺でコーヒーカップを両手で包むように持つ大人の手。落ち着いた、温かみのある雰囲気

「最近、学校に行くのをしぶっている気がする」「朝になると体の調子が悪いと言う日が続いている」——そんな”もしかして”の気持ちが頭をよぎったとき、多くの保護者が最初にすることは、子どものことを懸命に調べたり、誰かに相談したり、学校に連絡したりすることではないでしょうか。

でも、その前に少しだけ立ち止まって、自分自身のことを考えてみてほしいのです。

お子さんを支えるのはほかならぬあなた。だからこそ、あなた自身が今どんな状態にあるかが、とても大切なことだと思っています。

「しんどいのは子どもだけじゃない」——保護者が感じる孤独と疲れを、まず認めよう

子どもが学校にちょっとしんどそうにしていると気づいたとき、保護者の心の中では何が起きているでしょうか。

  • 「私の育て方が悪かったのかな」という自責の気持ち
  • 「このまま学校に行けなくなったら、将来どうなるんだろう」という将来への不安
  • 「誰に話せばいいのかわからない」という孤独感
  • 毎朝の登校のたびに緊張し、夜も眠れない疲労感

これは、決して弱さではありません。大切なわが子のことを真剣に考えているからこそ生まれる、自然な反応です。

全国的に見ても、お子さんの行き渋りや不登校に悩む保護者は増えています。文部科学省の調査によると、2023年度の小・中学校における不登校の児童生徒数は34万6,482人にのぼり、これは過去最多の数字です。さらに、「定義には当てはまらないけれど行きたくないと感じている」不登校傾向の子どもも多くいると言われています。つまり、あなたと同じように悩んでいる保護者は、この社会にとてもたくさんいるのです。

それでも、「こんなことで弱音を吐いていられない」「子どものために頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう保護者の方は少なくありません。

一人で全部抱えようとすることの苦しさを、まずは自分自身に認めてあげてください。それが、セルフケアの第一歩です。

公園のベンチに一人座り、遠くを見つめる大人の後ろ姿。秋の穏やかな光の中。疲れているけど責めているのではなく、ただ休んでいる、という雰囲気

「頑張りすぎていないか」を確認する——心と体のSOSサイン

保護者自身が限界に近づいているとき、心と体にはいくつかのサインが出てきます。以下のようなことが続いているとしたら、少し立ち止まるタイミングかもしれません。

  • 些細なことで涙が出る、またはお子さんに強くあたってしまう
  • 好きだったことが楽しめなくなった
  • 頭痛や胃の不調など、体の不調が続いている
  • 「何をやっても無駄」という気持ちが頭をよぎる
  • 友人や家族と話したくない、連絡をとるのが億劫になった

こうしたサインは、「もう少しだけ自分を休ませてあげて」というメッセージです。

保護者が疲れ果てた状態では、お子さんに安心を届けることが難しくなります。逆に言えば、保護者自身が少し楽になることが、お子さんへの一番の支えになるともいえます。

「完璧な親でいなければ」というプレッシャーを、少しだけ下ろしてみましょう。くよくよしたり、愚痴を言ったりしても大丈夫。あなたは今、とても難しい状況の中で、それでも子どものことを一生懸命考えているのですから。

一人で抱え込まないために——今日からできる3つのこと

「では、具体的にどうすれば?」という問いに、難しい答えは必要ありません。まずは小さなことから始めてみましょう。

① 「話せる場所」を一つ見つける

悩みを一人で抱え込んでいると、視野がどんどん狭くなっていきます。同じ状況にいる保護者同士が集まる「親の会」や、学校のスクールカウンセラー、市区町村の教育相談窓口など、話を聞いてもらえる場所は意外とたくさんあります。

「ちゃんとした相談」じゃなくていいのです。「今こんなことが起きていて、正直しんどい」と言葉にするだけで、気持ちが少し整理されることがあります。

② 「今日だけは自分のための時間」を作る

お子さんのことが頭から離れないかもしれませんが、一日のうちほんの少しだけ、自分のために使う時間を意識的に作ってみてください。好きな飲み物をゆっくり飲む、散歩に出る、好きな音楽を聴く——何でも構いません。

保護者自身が趣味や自分の楽しみに目を向けることで、心に余裕が生まれます。その余裕が、お子さんとの関わり方にも自然と影響してくるものです。

③ 「選択肢を知ること」から始める

「フリースクール」「教育支援センター(適応指導教室)」「放課後等デイサービス」——こうした言葉を目にしても、「うちの子はそこまで深刻じゃないかも」と思って調べるのをやめていませんか?

選択肢を知っておくことは、「今すぐ使わなければいけない」ということではありません。地図を持っておくような感覚で、どんな場所があるかを知っておくだけで、気持ちに余裕が生まれます。知識は「もしものとき」の安心につながるのです。

明るい室内で、スマートフォンやパソコンを見ながらメモをとる大人の手元。情報を探している、でも穏やかな雰囲気

まとめ——「子どもを支えるあなた」が、まず支えられていい

「うちの子、もしかして…」と思った瞬間から、多くの保護者は自分よりも子どものことを優先して動き始めます。それは愛情そのものです。でも、あなた自身の心と体が疲れてしまったら、誰がその愛情を届けるのでしょうか。

自分を責めなくていい。完璧にやらなくていい。一人で全部解決しなくていい。

まずは自分のSOSに気づき、小さくていいので誰かに話す。そこから、お子さんのための「次の一歩」も少しずつ見えてきます。

リンカーンでは、お子さんのことだけでなく、保護者の方の「今、どんな状況か」からお話を聞かせていただくようにしています。 江戸川区瑞江・江東区亀戸という地域に根ざした場所として、「うちの子に合う場所があるのかな?」「まだフリースクールを考えるほどじゃないかもしれないけど…」という段階からでも、どうぞまずはお聞かせください。話すことで、少しだけ気持ちが楽になることがあります。そして、そのときの状況に合わせて、一緒に考えていきます。

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