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この記事でわかること
- 子どもが学校のことを話してくれないとき、どんな声かけが「安心」につながるか
- 保護者がついやってしまいがちな声かけのクセと、そのかわりになる言葉
- リンカーンのスタッフが現場で大切にしている「関わりの姿勢」
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「最近、学校のことを何も話してくれなくて…」
そんなふうに感じている保護者の方は、少なくないと思います。何か聞けば黙ってしまう。話しかけるタイミングを間違えると部屋に戻ってしまう。何が正解なのか、わからなくなってきた——。
そのもどかしさは、お子さんを思うからこそ生まれてくるものです。何か力になりたいのに、どう近づけばいいかわからない。そんな板挟みのような気持ちで毎日を過ごしている方に、この記事が少しでも届けばと思います。
「話してくれない」は、信頼していないわけじゃない
まず最初に、一つだけお伝えしたいことがあります。
お子さんが学校のことを話してくれないのは、あなたのことを信頼していないからではありません。
学校がちょっとしんどい状態にある子どもは、自分でも「なぜしんどいのか」をうまく言葉にできないことが多いのです。何が嫌なのか、何が怖いのか——そもそも自分の中で整理できていないから、話せない。それが正直なところです。

だから、「なんで話してくれないの」と焦らなくて大丈夫です。話せないのは、今その子がそういう段階にいる、というだけのことです。
リンカーンの現場責任者・石渡さんも、日々子どもたちと関わる中でこう話しています。
「最初からなんでも話してくれる子は少ないです。でも、毎日ちょっとずつ場に慣れてきて、ふとしたときに言葉が出てくることがある。そのタイミングを急かさないことが、一番大切だと思っています」
保護者が「つい」やってしまいがちな声かけ
善意から出た言葉が、お子さんにとってはプレッシャーになってしまうことがあります。よくある例をいくつか挙げてみます。
「学校、どうだった?」「なんで行けないの?」 お子さんが一番触れてほしくない話題に、直球で切り込む形になりやすいです。責めているつもりはないのに、詰問のように聞こえてしまうことも。
「明日は行ける?」「今日は行ってみる?」 毎日のように聞かれると、お子さんは「答えなければ」というプレッシャーを感じます。「行けない自分」を毎回突きつけられているような感覚になることもあります。
「大丈夫だよ、なんとかなるよ」 これは励ましの言葉ですが、しんどさの真っ只中にいる子どもには「わかってもらえていない」と感じさせてしまうことがあります。
大切なのは、正しい答えを言おうとするより、「この子の気持ちを受け取ろう」という姿勢を伝えることです。
リンカーンのスタッフが大切にしていること
リンカーンでは、お子さんが初めてスタッフと話すとき、学校の話を先に聞き出そうとはしません。
まず「今日どんな気分?」「好きなゲームって何?」「今一番ハマってることある?」——そんな、日常の延長線上にある会話から始めます。
学校のことを話してくれるようになるのは、その子がここを「安心できる場所だ」と感じ始めてから。それまでは、焦らず、その子のペースに合わせて場をあたためていきます。
実際に現場で子どもたちと関わっていると、「この子、少し心を開いてきたな」と感じる瞬間があります。石渡さんはこう話してくれました。
「ある日突然、自分の好きなゲームの話をしてくれることがあるんです。それまでは黙って座っていた子が、『このゲーム知ってる?』って聞いてきたり。家で飼っているペットの話を嬉しそうにしてくれたり。そういう瞬間がきっかけで、ちょっとずつ会話が広がっていく感じがします」
学校のことではなく、その子が好きなものの話。それが心をひらく入口になることが多いのだと、現場にいると実感するそうです。
声かけで意識しているのは、こんなことです。
- 「話さなくていいよ」という空気をつくる(話せないことを責めない)
- 「そうなんだね」と、まず受け止める(アドバイスより先に共感)
- 「一緒に決めます」というスタンスでいる(答えを押しつけず、でも大人がそばにいる)

ご家庭でも、すぐに試せることがあります。
学校のことを「聞かない」日をつくってみる。代わりに「今日のご飯、何食べたい?」「最近のお気に入りの動画ある?」「好きなゲーム、何がおもしろいの?」——そんな、何でもない会話を積み重ねていく。それだけで、お子さんが感じる家の空気は少し変わることがあります。
まとめ
子どもが学校のことを話してくれないとき、一番つらいのはお子さん本人であることが多いです。でも、その次に大変なのは、そばで見守り続けている保護者の方です。
何かしなければと思いながら、何もできないような感覚——その焦りは、愛情からくるものです。ただ、今この時期に一番必要なのは「正しい声かけ」より、「あなたのそばにいるよ」という安心感なのかもしれません。
声かけに正解はありません。でも、その子のペースを信じて、一緒に次の一歩を考えていく大人がそばにいることは、必ず力になります。
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リンカーンでは、はじめてのご連絡はとても気軽にしていただけます。「まだ通うかどうか決めていない」「話を聞いてもらえるだけでいい」——そんな段階でも大丈夫です。お子さんのこと、まずはお聞かせください。江戸川区・瑞江の瑞江校、江東区・亀戸の亀戸校、どちらもご相談を受け付けています。