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フリースクールの一日ってどんな感じ?現場責任者が語るリアルな過ごし方

こんにちは、フリースクールリンカーンの現場責任者をしている石渡です。

保護者の方からよく「フリースクールではどんなふうに一日を過ごすんですか?」というご質問をいただきます。学校とは違う環境で、お子さんがどう過ごしているのか、やっぱり気になりますよね。

私は以前、個別指導塾や放課後等デイサービスで働いていましたが、フリースクールの一日は、それらともまた違った温かい時間が流れています。今日は、リンカーンでの一日の流れを、現場にいる私の目線からお話ししたいと思います。

朝の「おはようございます」から始まる安心の時間

朝、子どもたちがリンカーンにやってくる時間はバラバラです。9時に来る子もいれば、11時頃にゆっくり顔を見せる子もいます。私たちは「何時に来なければいけない」とは言いません。その子のペースに合わせて、来たい時間に来てもらっています。

子どもたちが教室に入ってきたとき、私がまず見るのはその日の表情や様子です。「おはようございます」と声をかけながら、「今日は髪型変えた?」「なんだかすっきりした顔してるね」など、ちょっとした変化があれば自然にその話をします。

これって、実は大切な時間なんです。学校がちょっとしんどい子にとって、大人に「見てもらっている」「気にかけてもらっている」という実感は、一日の安心感につながるんですね。新しいメガネをかけてきた子に「似合ってるね」と言っただけで、その日一日の表情がパッと明るくなることもあります。

特に、最初の頃は緊張している子も多いので、「今日はどんな気分?」「昨日は何してた?」など、プレッシャーのない会話を大切にしています。学習のことも、その子の様子を見て「今日は何から始めようか?」と一緒に決めていきます。

一人ひとりのペースで進む学習時間

朝の時間は、基本的に学習に取り組む時間です。でも、学習時間の長さも、取り組む教科も、一人ひとり変えています。その子の学習意欲と、その子が目指したいことに合わせて、一緒に考えながら決めているんです。

基本は自習で進めてもらって、分からないことがあれば私たち講師が教えていくスタイルです。30分しっかり取り組む子もいれば、10分から始める子もいます。学年を戻って取り組む子もいますし、それぞれのペースで大丈夫なんです。

「今日は算数だけでいい?」「国語も少しやってみる?」なんて相談しながら進めていくと、子どもたちも「自分で決められる」という安心感を持てるようです。無理に長時間やらせるのではなく、「今日はここまで頑張れた」という小さな達成感を大切にしています。

午後に向けて盛り上がる、自然なコミュニケーション

午前中は、まだ少し静かな時間が多いです。それぞれが自分のペースで学習に取り組んだり、読書をしたり、静かに過ごしたりしています。でも、お昼ご飯を一緒に食べて、午後になると、だんだんと場の雰囲気が盛り上がってくることが多いんです。

大体みんな一緒にお昼ご飯を食べているんですが、この時間がとても大切だと感じています。お弁当を持参する子もいれば、近くのコンビニで買ってくる子もいます。「今日のお弁当なに?」「それ美味しそう!」なんて自然な会話から、子どもたち同士のコミュニケーションが生まれています。

[📸 写真: お昼ご飯の時間、子どもたちが一緒に食事している様子]

午後は、プログラミングやゲームの時間があることも多く、子どもたちの表情がより生き生きとしてきます。スマブラやマインクラフトが人気で、マインクラフトを使ってプログラミングに挑戦する子もいます。「これ見て!」「すごいじゃん!」という声があちこちから聞こえてきて、私も一緒になって「おー!」と盛り上がっています。

子ども同士のコミュニケーションも、午後の方が自然に増えていきますね。最初は一人で過ごすことが多かった子が、気がついたら隣の子と一緒に何かを作っていたり、「これ分からないんだけど」「あ、それならさ…」なんて教え合いが始まったりします。

こういう瞬間を見ていると、「あ、この子たちは大丈夫だな」と思うんです。お互いのペースを尊重しながら、でもちゃんと関わり合えている。それぞれが安心できる場所だからこそ、自然なコミュニケーションが生まれるんだと感じています。

時にはトラブルも、でもそこから学ぶことも大切

子どもたちが集まる場所ですから、時にはちょっとしたトラブルが起きることもあります。ゲームで負けて悔しくて、カーッとなってしまう子もいます。

そんな時は、基本的にその場所から少し離れて、クールダウンの時間を取ってもらいます。一人になって気持ちを落ち着ける時間も、とても大切なんです。それでも気持ちが整わない時は、親御さんにご連絡して、その日は早めに帰ってもらうこともあります。

「今日は疲れちゃったから、家でゆっくりしよう」という選択肢があることも、子どもたちにとっては安心につながるんですね。無理をしなくていい、自分の気持ちを大切にしていいということを、こうした経験を通じて伝えられればと思っています。

帰りの時間も大切な一瞬

帰りの時間も、それぞれのペースでバラバラです。早めに帰る子もいれば、ギリギリまでいる子もいます。お迎えの保護者の方が来られることもあれば、一人で帰る子もいます。

帰る時には、必ず「気を付けて帰ってね」と声をかけます。そして「忘れ物ない?」の確認も欠かしません。これって当たり前のことかもしれませんが、子どもたちにとっては「心配してもらっている」という実感になるんですよね。

「また明日来る?」と聞くと、「うん」と言う子もいれば、「分からない」と言う子もいます。私たちは「分からない」も立派な答えだと思っています。その日の気持ちや体調に合わせて、来たい時に来てもらえればいいんです。

時々、帰り際に「今日楽しかった」「明日もあのゲームやりたい」なんて話してくれる子がいます。そんな時は、本当に嬉しくなります。でも、何も言わずにサッと帰っていく日があっても、それはそれで大丈夫。その子なりの表現なんだと思っています。

こうして一日を振り返ってみると、フリースクールの時間って、特別なことをしているわけではないんです。でも、その子のペースを大切にして、安心して過ごせる環境があることで、一人ひとりが自分らしくいられる時間になっているのかなと思います。

学校がちょっとしんどくても、別の場所で安心できる時間があることで、お子さんの中に「大丈夫」という気持ちが少しずつ育っていく。そんな場所でありたいと、私たちは考えています。

もしフリースクールでの過ごし方について、もっと詳しく知りたいことがありましたら、ぜひ一度お話をお聞かせください。お子さんの今の状況や、どんなことを大切にしたいかなど、まずはお聞かせいただければと思います。見学も随時受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

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