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初回面談で大切にしていること〜「学校に戻そう」とは言わない理由

フリースクールリンカーンの現場責任者として、日々保護者の方との初回面談を担当している石渡です。これまで個別指導塾や放課後等デイサービスで働いてきましたが、フリースクールでの面談は少し違うなと感じています。今日は、初回面談で私が特に大切にしていることをお話しします。

まずは保護者の方の気持ちをお聞きする

初回面談では、まず保護者の方がどんな思いでいらっしゃるのかを丁寧にお聞きするようにしています。多くの方が「学校がちょっとしんどい子」の保護者として、不安を抱えていらっしゃいます。

「うちの子、最近学校を休みがちで…」「朝になると頭痛を訴えるんです」。そんな風にお話しされる保護者の方は、実はとても疲れていらっしゃることが多いんです。お子さんを支えようと必死になっている一方で、「このままでいいのだろうか」という不安も抱えている。そんな複雑な気持ちを、まずはしっかりと受け止めたいと思っています。

私が面談で絶対に言わないことがあります。それは「お子さんが頑張っていないから学校に行けないんです」とか「もう少し頑張って学校に行ってもらいましょう」といった言葉です。なぜなら、学校に行けないのはお子さんに問題があるからではなく、お子さんと学校との相性が合わなかっただけだと考えているからです。

代わりに私がお伝えするのは「お子さんは十分頑張っていらっしゃいますよ」という言葉です。学校に行けない状態でも、その子なりに一生懸命に過ごしている。それを認めることから始めたいと思っています。

リンカーンができることとできないことを正直にお話しする

面談では、リンカーンでできることとできないことも正直にお話ししています。

例えば、「プログラミングや学習が好きなお子さんには、きっと楽しく過ごしてもらえると思います」とお伝えする一方で、「体を動かすことが好きで、外で思い切り遊びたいお子さんには、もしかしたら物足りないかもしれません」といったことも正直にお話しします。

リンカーンは決して万能な場所ではありません。その子のペースに合わせて学習支援も居場所としての機能も提供できますが、すべてのお子さんにぴったりの場所とは言えません。だからこそ、初回面談では「うちがお子さんに合うかどうか」を一緒に考えさせていただいています。

「次の一歩」は一緒に見つけていく

面談でよく聞かれるのが「いつごろ学校に戻れるでしょうか」という質問です。保護者の方の不安な気持ちは本当によくわかります。でも、私たちは「学校復帰」だけをゴールとは考えていません。

大切なのは、お子さんが安心できる環境で自分のペースを取り戻し、自分のタイミングで次の一歩を踏み出せるようになることです。それが学校への復帰かもしれませんし、別の道かもしれません。どちらも素晴らしい選択だと思っています。

「今は焦らず、お子さんのペースに合わせてみませんか」。面談の最後には、そんな風にお伝えすることが多いです。保護者の方が少しでも安心して帰っていただけるよう、私たちがお子さんと保護者の方を支えていくことをお約束しています。

もし今、お子さんの学校のことで不安を感じていらっしゃるなら、まずはお気軽にお話をお聞かせください。リンカーンがお子さんに合うかどうかは実際にお会いしてみないとわかりませんが、保護者の方の気持ちを受け止め、一緒に考えることはできます。お一人で抱え込まず、まずは一度お話しにいらしてください。

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