「学校に行きたくない」と言われた江戸川区・江東区の保護者へ|親ができること・やってはいけないこと
「学校に行きたくない」——朝、お子さんからこんな言葉を聞いた時、多くの親御さんは戸惑いと不安に包まれることでしょう。この記事では、そんな時に親としてできること、そして避けるべき対応について、寄り添う気持ちでお伝えします。
この記事でわかること
- 学校がちょっとしんどいお子さんの心理状態と、その背景にある現状
- お子さんが「学校に行きたくない」と言った時の適切な対応方法
- 親がやってしまいがちなNG行動と、心に寄り添う関わり方のコツ
今、多くのお子さんが学校生活で悩んでいます
文部科学省の調査によると、不登校児童生徒数は年々増加傾向にあり、これはもはや珍しいことではなくなってきています。江戸川区や江東区でも、同じような悩みを抱えているご家庭は決して少なくありません。
お子さんが「学校に行きたくない」と感じることは、お子さんや親御さんだけの問題ではなく、社会全体で向き合うべき課題となっているのです。
学校がちょっとしんどいお子さんが感じている困りごととして多いのは「学校生活に対してやる気が出ない」「不安や気持ちの落ち込み」「生活リズムの不調」などがあります。これらは決してお子さんの甘えや怠けではなく、心からのSOSなのです。
[📸 写真: 悩んでいる子どもの後ろ姿]
お子さんが「学校に行きたくない」と言った時にできること
まずは気持ちを受け止める
お子さんがSOSを出すときは「怒られるかもしれない」「がっかりされるかもしれない」などの不安を抱えているものです。そんな時、まず大切なのは「話してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることです。
リンカーンで関わってきた中で感じているのは、お子さんが勇気を出して気持ちを打ち明けてくれたということは、親子の信頼関係があるからこそだということです。「どうして?」と問い詰める前に、まずはその勇気を認めてあげましょう。
実際に瑞江校で親御さんから「今朝、子どもが学校に行きたくないと言われて…」と相談された時、私たちはまず傾聴の姿勢を示すようにしています。そして、これまでお子さんがどれだけ頑張って授業に出ていたかなどをお話しすると、親御さんの表情がだいぶ明るくなることが多いのです。
「休んでも大丈夫」と伝える
登校をしんどく感じるお子さんの多くは、学校での人間関係や勉強へのプレッシャーで、心も体もエネルギーを使い果たしている状態にあります。そんな時に無理をさせると、かえって気力を失う可能性があります。
「今日はおうちでゆっくりしようか」と声をかけることで、お子さんは「休んでもいいんだ」と安心し、気持ちが少しずつ落ち着いていくでしょう。今はエネルギーを充電する時間だと受け止めて、焦らず温かく見守る姿勢が何よりの支えになります。
一人で抱え込まない
お子さんが学校に行きたくないときに、周りに相談しない親御さんが多いのですが、信頼できる人にまずはお聞かせください。学校の先生やスクールカウンセラー、地域の相談窓口など、専門家の力を借りることも大切です。
親御さんが一人で悩みを抱え込むと、お子さんにもその不安が伝わってしまいます。まずは親御さん自身が安心できる環境を整えることが、お子さんを支える第一歩なのです。
親がやってしまいがちなNG行動
理由を問い詰めすぎない
お子さんが学校に行きたくないと感じている理由は、本人にもよくわからないことが多いものです。それなのに「何が原因なの?」「はっきり言って」などと追及されると、お子さんは困惑し、気持ちを話すこと自体が怖くなってしまいます。
実際に現場では、大人が「勉強が嫌なのかな」と予想していても、お子さん本人は「友だちとの関係で揉めていた」という対人関係の悩みだったということもよくあります。学校がちょっとしんどい背景には、いくつもの要因が絡み合っていることもあり、明確な答えが出ない場合も多いのです。理由を聞くよりも、まずはお子さんの気持ちに寄り添うことを優先しましょう。
感情的に叱らない
「ちゃんと行きなさい」「サボったらだめ」など怒って無理やり学校に行かせることは逆効果になります。お子さんは親がわかってくれないと思い余計に学校に行かなくなってしまうこともあるのです。
親御さんが不安になるのは自然なことですが、お子さんはそれ以上に不安や恐れを抱えながら気持ちを伝えてくれています。感情的になるのではなく、冷静にお子さんの話に耳を傾けることが大切です。
他の子と比べない
「○○ちゃんは毎日元気に学校に行ってるのに」「みんな頑張っているのよ」といった比較は、お子さんの自己肯定感を下げてしまいます。他の子どもと比べるのではなく、そのお子さん自身の気持ちに寄り添う言葉が、安心感と信頼につながるでしょう。
過度なサポートも見直してみる
リンカーンで関わってきた中で感じているのは、親御さんが良かれと思ってやっていることが、実はお子さんにとって重荷になっている場合もあるということです。例えば、毎回お迎えに行って送迎をしていた親御さんがいらっしゃいましたが、お子さんが一人で通うようになってから、自分でできることが増えていったケースもありました。
お子さんのペースに合わせながらも、少しずつ「自分でできること」を増やしていくことも、お子さんの自信につながることがあります。
まとめ
お子さんが「学校に行きたくない」と言った時、それは親御さんを信頼しているからこそ伝えてくれたSOSです。まずはその勇気を認め、お子さんの気持ちを受け止めることから始めましょう。
理由を問い詰めたり、無理に登校させたりするのではなく、「今は休む時間」と捉えて、温かく見守ることが大切です。そして、親御さんも一人で抱え込まず、周囲の力を借りながらお子さんを支えていくことをおすすめします。
リンカーンでは、お子さんのペースに合わせた支援を行っています
江戸川区瑞江・江東区亀戸にあるフリースクールリンカーンでは、学校がちょっとしんどいお子さんが、安心して過ごせる環境を整えています。無理に学習を進めることはせず、お子さんの「今」の気持ちを大切にしながら、一人ひとりに合わせたペースで関わらせていただいています。
まずはお聞かせください。お子さんとご家族にとって最適な次の一歩を、一緒に考えさせていただきます。

