日頃、フリースクールを運営していく中で悩むことは多々あるのですが、一番悩むことについて、さまざま書いていきたいと思います。学校に行かないという選択肢を取るときに、一つあるのが、学校生活で置かれているハードルを超えることに疲れてしまうということがあると思います。
例えば、学校生活においては、テストをうけるストレス。授業をうけるストレス。対人関係におけるストレス。給食を食べるストレス。などなど様々な負荷が本人たちの中で積み重なることによって、「学校に行きたくない」という選択に至ることが多いと思います。
それ自体は大切な選択ですし、発達障害などを伴っている場合、それ以外でもその判断は、本人にしか分からないこともあるので、それを否定する気持ちは一切ありません。
そういった状態の中でも、フリースクールに通い始めると、当然ですが、他のお友達や生徒がいて、対人関係が生まれます。学習もよほどのことがない限りは、毎日やってもらっているので、集団教育の辛さは軽減されても全く学習をしないということもありえないわけです。(内容やペースなどは勿論無理のない範囲で提示します。)
となると、ストレスはおそらく学校ほどではないけど、少しはかかります。
それを回避しないで、超えられる範囲で、私はみんなに超えてほしいと思っています。
なので、思い通りにならず喧嘩しても、学習が思うように進まなくても、自分の意図と異なることがあっても、少しだけは超えてほしい。
ただ、それも私のただの願いなので、本人にとって見れば大きなお世話なのかもしれないです。
本人が自分にとっては少しだけ嫌なこと、少しだけ大変なことを避け続ける人生ではなく、少し体験はしてみて、自分には合わないとか、避けようとかを判断してほしい。
そうやって、本人たちのペースと大人側の考えとそれを押し付ける形ではなく、ともに考えていけるそういう場所でありたいなと思ってます。大前提失敗は何もないし、トライしないという選択肢だって全てがだめだとも思わないので、日々私自身も子どもたちの感覚もしっかり聞いていく時間を設けつつ、この人には話をしても大丈夫だと思ってもらえるような人間力をつけていけるように精進したいなと思いました。
日々、ああでもないこうでもないを繰り返して、よりよい場所にしていけるように、頑張ります!