
この記事でわかること
- お子さんの不登校をきっかけに「仕事を辞めるべきか」と悩む保護者は、実はとても多い
- 離職を決める前に知っておきたい「制度・選択肢・保護者自身の心」の整理
- 江戸川区・江東区でお子さんの日中の居場所を確保する選択肢のひとつとして、フリースクールリンカーンをご紹介
—
子どもが学校へ行けない日が続くと、「仕事を辞めた方がいいのだろうか」という問いが、頭のなかをぐるぐると回り始めることがあります。
送り出せない朝、職場に向かいながら「今ごろ家でひとりで…」と胸が痛くなる。休んで誰かに言えば迷惑をかけてしまう気がして、言い出せない。じっくり子どもに向き合いたいのに、仕事のことが頭をよぎる——。
そんな板挟みの中にいる保護者のために、この記事を書きます。
約7割の保護者が、仕事に「何らかの変化」を経験している
まず、これだけは知っておいてほしいことがあります。あなたは、ひとりではありません。
NPO法人キーデザインが2024年に実施した調査では、子どもの不登校をきっかけに仕事に何らかの変化があったと答えた保護者は、実に約7割にのぼりました。「退職した」が約15%、「休職した」が約6%という内訳のなかで、合わせると5人に1人が仕事から離れる決断をしているという現実があります。
仕事を続けたいけれど、続けられない事情がある。その苦しさは、特別なことではなく、多くの保護者が直面している現実です。

辞める前に、一度立ち止まって整理してみてほしいこと
「辞める」か「続ける」か——その二択で追い詰めてしまう前に、いくつか確認してみてほしいことがあります。
①まず、職場に相談できる余地はないか
「不登校のことを職場に知られたくない」と思う気持ちはとても自然です。でも、時短勤務・在宅勤務・フレックス制度など、制度として使える手段がないか、一度確認してみることをお勧めします。「辞めるしかない」と思い込む前に、人事や信頼できる上司にひとこと話してみることで、道が開けることもあります。
②使える制度を知っているか
2025年4月に施行された改正育児・介護休業法では、「子の看護等休暇」の対象年齢が小学校3年生修了までに拡大され、取得できる日数も増えました。対象となる事由も広がっているため、以前は使えないと思っていた方も、改めて確認してみる価値があります。
また、リンカーンの現場で保護者の方と話していると、「介護休業という制度があること自体、知らなかった」という声を聞くことがあります。お子さんのケアのために介護休業制度が使えるかどうかは、職場の就業規則や状況によって異なります。ただ、「そういう制度がある」と知っておくだけで、選択肢がひとつ増えることがあります。まずは職場の人事担当者や、厚生労働省の相談窓口に問い合わせてみてください。
③保護者自身の「仕事の意味」を大切にしてほしい
「仕事は親自身が社会とつながる場」という視点も、ぜひ持っておいてください。仕事に出ることで「大人と話せる」「自分の時間を生きられる」という感覚は、保護者自身の心の健康にとって意外なほど重要な役割を果たしています。
仮に離職を選ぶとしても、週に一度でも誰かとつながれる場所——親の会やカウンセリング——を持っておくことが大切です。
④家計のシミュレーションをしているか
離職すると、収入が減るだけでなく、フリースクールや学習支援などの新たな出費が重なることもあります。「辞めた後の家計が成り立つか」を、感情が落ち着いたタイミングで一度整理しておくことをお勧めします。

「居場所の確保」が、働き方の選択肢を広げることもある
もう一つ、視点を変えてお伝えしたいことがあります。
仕事を辞めたくなる理由の多くは、\\「子どもをひとりにできない」「見守れる人がいない」\\という不安から来ています。逆に言えば、お子さんが安心して過ごせる日中の居場所が確保できると、仕事を続けやすくなることがあります。
「子どもが安心している」と思えると、保護者も少しだけ肩の力が抜ける。リンカーンに通い始めた保護者の方からも、そんな声をいただくことがあります。
まとめ
「仕事を辞めるべきか」という問いに、正解はありません。家庭によって事情は違うし、お子さんの状況も、保護者自身の体力や気持ちも、それぞれです。
ただ、「辞めるしかない」と思い詰める前に、選択肢を広げることに使えるエネルギーがあるかもしれない、とだけお伝えしたくて、この記事を書きました。
制度を調べる、職場に相談してみる、お子さんの日中の居場所を探してみる——どれも、すぐには動けなくてもいい。まずは「こういう選択肢もあるんだ」と知っておくだけでも、少し心が楽になることがあります。
—
リンカーンでは、お子さんの日中の居場所について、まずはお聞かせください。
フリースクールリンカーン(瑞江校・亀戸校)では、学校がちょっとしんどい小学1年生〜中学3年生のお子さんを、その子のペースで受け入れています。居場所としての安心感と、お子さんに合わせた学習支援の両方を月額定額制でご利用いただけます。「働きながらでも通わせられるか」「どんなふうに過ごすのか」など、気になることがあれば、まずはお気軽にお聞かせください。